(このブログでは、そんな子どもたちと私だけの、かけがえのない創作物語を、思い出として残していくことに決めました。
よろしければ、我が家の夜のひとときを、一緒に覗いてみてください。)
鬼もなかなか大変で、人の期待に応えないといけない。本当は家でのんびりしてたいし、本当はもっといい子だねって言われたいし、本当は怖くなんてないのに、鬼は頑張って期待に応えるために怖い鬼になりきってるんだ。
そんな鬼の1人、鬼のチビちゃん。手のひらにだって乗れちゃうくらいの大きさで、真っ赤なお顔に黒いツノが一本。ちゃんと鬼のパンツだって履いています。
チビちゃんのお仕事は夜になってから。寝る時間になっても寝ない子を探しに行きます。子どものお家に近づいて子どもの声はしないかな?って見てまわる。
ここは3人の子どもがいるお家。女の子は寝ているみたいだけど、2人の男の子が起きてるぞ。
そこでここのお家に入ることに。最初は気づかれないように鍵あなからゆっくり入っていく。そうっとそうっとお布団の部屋に向かっていくと、ぐっすり寝ているこの横で2人の男の子が戦いごっこをしているのが見えてきた。
鬼のチビちゃんは2人がどうやったら寝るのか考えて、低〜い声で
「お〜い。お〜い。寝ないで遊んでるの楽しそうだね〜」
声をかけただけでも効果あり!2人は静かになって冷や汗をかいていた
「まだ寝ないのかい?寝ないなら僕が行っちゃうよ。」
2人は知らない声を怖がって布団の中に潜り込んだ。そこから静かに様子を見ていると、2人の寝息が聞こえてきて、鬼のチビちゃんは一安心。
2人に優しく「ごめんね。いい夢を」と言うと鬼のチビちゃんも眠たくなってきて、お家に帰っていきました。
今日のお話はここでおしまい。
  
  
  
  

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