3人の子どもたちが住んでいました。3人の子どもたちは、クリスマスをとても楽しみにしていました。
そんな時、不思議な扉が3人の目の前に現れました。3人は恐る恐る扉を開けました。
扉の向こうは、真っ白な雪が降っていました。3人はすぐにここはサンタさんが住む村に繋がっていると思いました。そこで、あったかいコートを着て、水筒にあったかいお茶を入れて、雪の中でも歩けるように長靴を履いて、扉の中へ入っていきました。
雪が降る向こうに村のようなものが見えてきました。そこには赤いあったかそうな服を着て、何やら作業をしている小人たちがいました。
3人はなんとなく見つかってはいけないと思い、草木の影に隠れて観察することにしました。サンタさんの姿は見えないけど、小人たちに会えて、3人は興奮していました。でも見つからないように静かにしていました。見つかってしまったら、家に帰されるのではないかと思ったからです。
3人は小人たちが沢山の人参や果物を運んでいるのが見え、きっとトナカイの餌だと思いました。ついて行ったらトナカイに会えるかもしれないと、ついて行くことにしました。
小人たちについて行った先には、沢山のトナカイたちがのびのびと過ごしていました。小人たちが持ってきた野菜や果物を食べているトナカイや、座って休んでいるトナカイもいました。物陰から3人は見ていましたが、一匹のトナカイに見つかってしまいました。どうしようと、戸惑っているうちにトナカイは目の前までやってきていました。トナカイは3人を隠すように、目の前に座り込みました。
3人はトナカイを撫でてみました。初めは怖さもありましたが次第にトナカイが優しいことにも気づき、トナカイと仲良くなりました。
トナカイと遊んでいるうちに、気づくと小人たちの姿はありませんでした。トナカイたちにさよならの挨拶をすると、3人はまた隠れながら、小人たちを探しにいきました。
見つけた小人たちはクリスマスに向けて忙しそうにしていました。何をしているのかなと見つからないように覗いてみると、何やら地図を見ながら相談しているようでした。
「こっちから行こう」「いやいやこっちの道を使った方がいいに決まってる」
小人たちの声が聞こえてきました。小人たちはクリスマスの日にサンタさんのソリが通る道を相談しているようでした。
「ここの道はいつも飛行機が通るから避けた方がいいな」
小人たちは真剣です。
3人はその場をそっと離れ、他の部屋を覗いてみました。そこにはキレイな紙やリボンに包まれたプレゼントが沢山運ばれてきていました。運ばれてきたプレゼントを一つずつ丁寧に大きな白い袋の中へ詰めていました。
白い袋が一杯になると、小人は袋を持って外へ行きます。3人は袋を持った小人を追って外へついて行きました。
そこには大きなサンタさんのソリがありました。サンタさんが座る、真っ赤な椅子にプレゼントを置くスペースありました。サンタさんの椅子の横にはトナカイたちのご飯を置く場所もありました。3人は自分達の何倍も大きいソリを見てビックリしながらも喜びが隠せませんでした。
ずっと静かに隠れていたのに「わぁー!」と声を上げていました。声が出ていることに気づき、3人は急いで口を手で覆いました。でも外だったので、降っていた雪のおかげか声はかき消され、小人たちにはバレませんでした。
3人はプレゼントがどこから来ているのかも気になり、プレゼントが運ばれてきていた部屋へ戻りました。3人はプレゼントを運んでいる小人見つけ、小人を追いかけました。追いかけていくと、大きな茶色の扉の中へ入っていきました。そこの扉からはプレゼントを持った小人も出てきています。ここでプレゼントが作られているんだと思った3人は扉の中へ入ろうとしました。
扉に手をかけた時です。
「もう、帰る時間だよ」
と声が聞こえました。それと同時に3人は外に出ていました。あたりは雪の中、サンタさんの村に来た時に開けた不思議な扉の前にいました。声の通りに3人は帰ることにしました。サンタさんの村に手を振って最後は大きな声で
「ありがとう」と伝え、扉を開けました。
扉を通ると、そこは3人のお家でした。後ろを振り向くともう扉はありませんでした。
「さっきの声は誰だったんだろ?」
「サンタさんかな」
「サンタさんの声を聞いちゃったのかな」
帰ってきた3人はサンタさんの話で大盛り上がり。また、いつか不思議な扉が3人の前に現れることを願いながら、3人はお家へ帰っていきました。
終わり
